大相撲名古屋場所(13日初日)の見どころを紹介するCBCテレビの「大相撲名古屋場所前夜祭」が4日、新会場のIGアリーナ…

 大相撲名古屋場所(13日初日)の見どころを紹介するCBCテレビの「大相撲名古屋場所前夜祭」が4日、新会場のIGアリーナで収録。湊川親方(元大関貴景勝)は、新会場の特徴と自身の現役時代を踏まえ、優勝予想に「暑さに弱い力士」「突き押し相撲」とフリップに記した。

 「暑さに強い力士」に関しては、「昨年までは暑さに強くないとだめだった。名古屋は暑さ対策が1つの難しさ。支度部屋でのアップで発汗量もすごいから、だんだん頭がぼーっとしてきたりとか、そういうところも気をつけなきゃいけない」と現役時代を思い返しながら語った。

 その上で「今年から会場のクーラーがすごく効いてますよね。今まで名古屋場所に弱かった、暑さが苦手だった力士が元気で力出しやすいんじゃないか」と説明した。

 「突き押し相撲」については、突き押しを武器とした現役時代から「個人的に名古屋場所が一番やりづらかった。相手の汗が滑りやすかったので。滑らなくても、仕切ってる時に相手の汗が見えると、滑るんじゃないかという気持ちが少し頭に入るだけで、パフォーマンスが出ないときもあった」と思い返した。

 だからこそ「そういう意味では、冷房が効いてますから発汗量も少ないでしょうし、突き押しが迷いなく取り切れるんじゃないかな」と理由を挙げた。

 伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)は「豊昇龍」と予想。「横綱昇進から、2場所連続で優勝できてない。途中休場とかあって次こそっていう思いはあるだろうし、(予想を)当てにいってるというより、期待をして」と語った。

 そして「横綱になってからの初優勝は、みんな期待して待っていると思う。まだ若いし、これから伸びてきてくれるんじゃないかなと期待して名前を書かせてもらいました。新横綱も誕生しましたし、そういう面では世間的な目も甘くならないと思うので『今場所こそ』という思いはあるんじゃないかな」と続けた。

 力士は豊昇龍、大の里、阿炎、若元春、一山本、熱海富士が出演。場所への意気込み、ファンの質問への回答などを口にした。番組は13日午後1時から放送される。