「陸上・日本選手権」(4日、国立競技場) 女子5000メートル決勝が行われ、日本記録保持者の田中希実(25)=ニューバ…

 「陸上・日本選手権」(4日、国立競技場)

 女子5000メートル決勝が行われ、日本記録保持者の田中希実(25)=ニューバランス=が大会記録となる14分59秒02で4連覇を達成し、世界選手権代表に内定した。

 序盤から4年ぶりの優勝を狙うライバルの広中璃梨佳とともに、ペースメーカーを追い抜いて、マッチレースの展開となったが、徐々にペースが落ち、3000mで一度集団に吸収された。

 残り4周で田中が前に出ると、一気にペースアップし突き放して独走態勢に。そのまま圧勝した。2位の広中に13秒以上の差をつけた。「世界陸上の内定は決めたかったので、確実に優勝するだけじゃなく、テーマとして世界で戦えるスパートと思っていた。最近の中では自分らしい走りができた。自分を許さないという気持ちで走って、やっと許せた」と、独特の表現で振り返った。