プロボクシングWBOアジア・パシフィック・フェザー級王者の藤田健児(31=帝拳)が世界ランク上昇による気持ちの高ぶりを胸…
プロボクシングWBOアジア・パシフィック・フェザー級王者の藤田健児(31=帝拳)が世界ランク上昇による気持ちの高ぶりを胸に3度目の防衛戦に臨む。
5日、東京・後楽園ホールで開催されるDYNAMIC GLOVE on U-NEXTのセミファイナルに出陣し、同級3位シム・ハノク(30=韓国)の挑戦を受ける。4日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量。リミット(57・1キロ)でパスした挑戦者に対し、100グラム少ない57・0キロでクリアした。
最新の世界ランキングではWBO4位に上昇した藤田は「おお、と思った。ああいうことは力になる」と笑顔。同級1位はルイス・ネリ(30=メキシコ)、同級2位は下町俊貴(28=グリーンツダ)とスーパーバンタム級を主戦場にしている選手が上位を占めるだけに「上の選手を見ても、フェザー級ではやらないような選手も名を連ねている。この勝ち方次第ではチャンスがあると思っている。良い着火剤になりましたね」と胸を躍らせた。
もともと1発で倒すボクシングスタイルではなく、コンパクトかつ鋭い連打で仕留めるタイプ。今回も自身のスタイルを貫きつつ、KOやTKOで決着をつける意識を高める。藤田は「今回の試合が決まってからテーマは情熱。人の心に刺さるような、魂のこもったボクシングをしたい。世界に行きますとはっきり言えるようになるためです。圧倒的イコールKOだと思う。KOしなくてはいけない。倒すことだと思う」とV3戦のハードルを設定していた。