史上初の高校8冠を含むアマ12冠ボクサー荒本一成(25=帝拳)がプロ転向3戦目で真価を問われる日本人対決に臨む。5日、東…

史上初の高校8冠を含むアマ12冠ボクサー荒本一成(25=帝拳)がプロ転向3戦目で真価を問われる日本人対決に臨む。5日、東京・後楽園ホールで開催されるDYNAMIC GLOVE on U-NEXTに登場。20年全日本ミドル級新人王でアジア王座挑戦経験もある中田勝浩(34=井岡弘樹)とのミドル級8回戦を控える。4日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミット(72・5キロ)よりも200グラム少ない72・3キロでクリア。中田は71・9キロでパスした。

プロ転向から2試合は主にスーパーミドル級を主戦場としていたが、体格やサイズを考慮に入れて今回は1階級下のミドル級に転向する。72・5キロ以下まで減量するのは約6年ぶりだという荒本は「体のキレが出るなと思うし。自分のキャパ的にはミドル級かなと思う。(体重を)落とせましたし、楽しみ。油断せずにやるだけ」と気合十分だ。

プロ転向後初の日本人対決となる。勝てばランキング入りも期待できる。プロとして実力を示すためのリングとなる荒本は「過去2戦とは違う味が出るのかなと思う。やっぱり問われる試合になると思う。そのへんは気を引き締めなければダメ。練習していることをやったら間違いなくいけると思う。それを発揮するのみ。必ずKOで勝つ」とプロデビュー戦以来、2戦ぶりのKO決着を予告していた。