プロボクシング日本スーパーライト級王者の李健太(29=帝拳)が新婚パワーで「3冠」奪取に向けた前哨戦に臨む。5日、東京・…

プロボクシング日本スーパーライト級王者の李健太(29=帝拳)が新婚パワーで「3冠」奪取に向けた前哨戦に臨む。5日、東京・後楽園ホールで開催されるDYNAMIC GLOVE on U-NEXTのメインに登場。リマール・メツダ(31=フィリピン)との142ポンド(約64・41キロ)契約体重10回戦を控える。4日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミットの64・4キロで1発クリア。メツダは1回目で64・6キロで200グラム超過も2回目で64・0キロでパスした。

中学時代から交際している世奈夫人(29)と今年4月、晴れて結婚式を挙げてから初の試合を迎える。入籍は昨年7月に済ませたものの、結婚式を契機にさらに責任感が増したという李は「プレッシャーがありますね。もともとプレッシャーは好きなタイプなので問題ないと思います」と新婚パワーを胸にリングに立つ構えだ。現在、同級の東洋太平洋、WBOアジア・パシフィックのランキングでいずれも1位。両王座を持つキム・ジュヨン(35=韓国)への指名挑戦権を持っているだけに「しっかり目の前の試合に勝って東洋太平洋とWBOアジア・パシフィックの王座を取れるぞ、と言われるような試合がしたい」と強い意気込みを示した。

偶然のバッティングによる負傷判定引き分けとなったプロ3戦目以来のサウスポーとの対戦となる。プロキャリアで唯一のドローとなって以来のサウスポー対決となるため「(キャリアに)泥がついている。そういう過去の嫌な思い出はあるが、気にしても仕方ない。気にせずやろうと思う」と平常心。メインイベンターとして自覚を胸に「徹底して自分のボクシングを貫けば、おのずと結果がついてくる。倒して勝ちたい」と決意を新たにしていた。