もう1人はDHがなかった時代の投手 またしても快記録が判明した。22日(日本時間23日)のナショナルズ戦で投打同時出場し…

もう1人はDHがなかった時代の投手

 またしても快記録が判明した。22日(日本時間23日)のナショナルズ戦で投打同時出場したドジャースの大谷翔平投手。初回を無安打無失点、2奪三振に抑える好投を見せると、打っても26号2ランを放つなど4打数2安打5打点を記録したが、この活躍の中で過去125年で2人目の記録を達成していた。

 大谷は同日に「1番・投手」として今季2度目の登板。ガルシアJr.からスイーパーで復帰後初の空振り三振を奪うと、ロウからカットボールで2個目の空振り三振を奪った。

 打者としては、無死満塁で迎えた7回に一塁線を抜ける走者一掃の適時三塁打。そして8回には左中間への26号2ランを放った。リアル二刀流弾は通算13本目で、エンゼルス時代の2023年8月23日(同24日)のレッズ戦以来669日ぶりだった。

 米データ会社「オプタ・スタッツ」のグレッグ・ハービー氏は自身のX(旧ツイッター)に「1901年以降、1試合で本塁打、三塁打、(投手として)複数奪三振&0点に抑えた選手たち」と投稿。それは同日の大谷と、1952年9月1日のジョニー・クリップスタインの2人だけだった。

 もう1人のクリップスタインは投手で、主にカブスなどナ・リーグでプレー。パイレーツとの同試合では「9番・投手」で先発出場。9回を7奪三振で完封し、打っては本塁打と三塁打で3打点を挙げていた。(Full-Count編集部)