柔道の21年東京五輪男子100キロ級王者ウルフ・アロン(29)が新日本プロレスに電撃入団した。23日、都内で会見して発表…

柔道の21年東京五輪男子100キロ級王者ウルフ・アロン(29)が新日本プロレスに電撃入団した。

23日、都内で会見して発表。大学時代から憧れ、24年パリ五輪の後に決断した。全競技を通じ、日本人の五輪金メダリストの転向は史上初。今月8日に現役最終戦を迎えた後、既に本格的な練習を開始しており、来年1月4日の東京ドーム大会でデビューする。スター選手が次々と退団する中、対戦を熱望する棚橋弘至社長(48)から期待を寄せられた。

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日本人の五輪金メダリストで史上初めて、柔道からプロレスに転向する29歳のウルフ・アロンが23日、都内ホテルで盛大に新日本プロレス入団を発表した。主な一問一答は、次の通り。

-新日本との契約は

複数年という形で。1年じゃない。

-思い浮かぶ新日本のベストバウトは

16年6月の内藤(哲也)選手とオカダ(・カズチカ)選手の試合。体だけでなく、気持ち全てがぶつかっている試合で、気持ちが動かされた。

-コスチュームは

バックボーンに柔道がある。柔道の要素を少しでも入れられたらうれしい。華やかなことはしてみたい。

-リングネーム&必殺技は

名前がリングネームみたいなので。いじるのは必要はないかなと。柔道技を少し生かせる部分があれば、と心の中に希望はある。

-初陣はシングル戦希望

できることであればシングルで戦いたいなという気持ちは強い。できる段階になるまで、入念に準備をやらないといけない気持ち。

-新日本創業者のアントニオ猪木さんへの思い

数々の逸話がある中、まだまだ僕自身は至らぬことが多い。少しでも成長できるように。

-新日本で意識する選手

2年前、O-カーン選手から「かわいがってやる」と投稿された。どういう風に、かわいがるのかなと。怒られちゃうけど。

-WWEの選択肢は

自分自身の表現をしていく上では新日本、というふうに思う。(父は米国人だが)僕は英語がしゃべれない。まずは自分の話せる言葉で表現したいし、ずっと見ていた新日本のリングでという気持ちがあります。