ロバーツ監督「慎重に、少しずつ前進できれば」【MLB】ドジャース 13ー7 ナショナルズ(日本時間23日・ロサンゼルス)…
ロバーツ監督「慎重に、少しずつ前進できれば」
【MLB】ドジャース 13ー7 ナショナルズ(日本時間23日・ロサンゼルス)
ドジャースは22日(日本時間23日)、本拠地のナショナルズ戦に13-7で勝利した。「1番・投手」で投打同時出場した大谷翔平投手は、先発して初回を1回無安打無失点2奪三振、打っては走者一掃の三塁打に加え、26号を放つなど4打数2安打5打点だった。試合後に取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は「今日の方が(前回登板と比べて)かなりよかった」と活躍を称えた。
16日(同17日)のパドレス戦以来、中5日での2戦目のマウンド。初回先頭のエイブラムズを初球で一ゴロに。ベッツの落球で走者を許したが、ガルシアJr.はスイーパーで復帰後初の空振り三振、4番のロウからカットボールで空振り三振を奪った。18球を投げて無安打無失点、無四球2奪三振だった。
ロバーツ監督は試合後、「今日の方が(前回登板と比べて)かなりよかった。球質があって、速球には力があった。制球面も。(全てにおいて)大きく改善された」と投球面で“前進”したことに手応えを得たようだ。
大谷の投手復帰は、マイナー登板を経ずに実戦で調整する異例の形となっている。指揮官は改めて「打席に立たせつつ、(投手としても)1イニングを繰り返して、土台を固めたかったからだ。慎重に、少しずつ前進できれば」と意図を明かす。
一方で「次回登板はまだ決まっていない。アップダウンをする可能性がある。1イニングにするか、2イニングにするかまだ決めていない」とした。1週間以上の間隔をあけるかについては「今は特定の日にちを決めていないけど、タッチ&フィールをやって次にいつ投げさせるのがベストなのか考えるよ」とした。
大谷は降板後も打者として出場を続けた。第3打席は四球で出塁し、マンシーの逆転満塁弾の呼び水となった。その後、7回無死満塁の場面では右翼線を破る走者一掃の3点三塁打、8回には26号を叩き込んだ。ロバーツ監督は「第3打席で四球を選んだのはグッドだった。三塁打を打ち、打球を上げて本塁打にすることができていた。広角に打てているときは、非常に調子がいい証拠だ。なので、今日はよかった」と打席でも復調にも笑顔を見せた。(Full-Count編集部)