<東京女子プロレス:両国大会「TJPW SPRING TOUR 2025 FINAL」>◇22日◇東京・両国KFCホール…
<東京女子プロレス:両国大会「TJPW SPRING TOUR 2025 FINAL」>◇22日◇東京・両国KFCホール◇観衆・365人(超満員札止め)
難波小百合リングアナ卒業の日。メインイベントの8人タッグマッチでは瑞希&ハイパーミサヲ&愛野ユキ&原宿ぽむが、荒井優希&桐生真弥&HIMAWARI&風城ハルと対戦した。
試合前、ミサヲがマイクで「難波リングアナとかなえていない夢がある」と告白。リングに難波リングアナを呼び込み、口上をお願いすると、難波が「大きいちびっ子たち、こんにちはー!」とミサヲ風のあいさつを披露。するとミサヲが難波にスプレーを渡し、荒井組に攻撃させて試合開始。しかしスプレーは止まらず、ミサヲたちも被害を受けるドタバタの幕開けとなった。
終盤、ぽむが登場して桐生への低空ドロップキックや絶叫攻撃でペースを握り、アームバーに苦しめられながらもミサヲのアシストでハルを丸め込む場面も。最後は8選手入り乱れる展開となる中、瑞希組が連携で荒井組を分断。ぽむが必殺の「ぽむ・ど・じゃすてぃす」(四つんばいの相手を踏み台にしてジャンプして落とすギロチン・ドロップ)をハルにさく裂させ、3カウントを奪った。
試合後、ぽむがマイクを握り「やった! 勝った! ぽむはいつもバッチ(難波リングアナ)が楽しそうに見てくれたり、励ましてくれたり、自信をすごい持たせてくれたり、こうやってぽむのプロレスのスタイルをたくさん自信をつけてくれたと思うので、今日、最後のコールをしてもらえて、勝てて本当にうれしいです。それと、もっと近くで歓声を聞きたいので上がって来て下さい」と涙ながらに語り、難波をリングへ呼び込んだ。
難波も「ぽむさんが泣くと私も泣いちゃうからやめてよ!」と感激。2人は、ぽむが7年前と同じコスチュームを着ていることや、後楽園ホールでの思い出などを語り、難波リングアナは「東京女子のみんなとすごした時間が私にとっては宝物で。こんなにキラキラした時間をすごせたのは本当にみんなのおかげだし。これは私の一生の宝物です。本当にみんなありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
その後、ユキとらくから花束が贈られ、鈴芽と真弥から記念アルバムもプレゼントされると難波は涙。真弥が「最後までおもしろい女だな、あんた。おもしれーな。そんな面白い難波さんに名前を呼んでもらって、勇気づけられてうれしかったので、最後みんなで難波さんをコールして送り出したいと思います」と話し、最後は全員で「リングアナウンサー、難波小百合!」と声をそろえた。そして記念撮影。欠場中の猫はるなやOGの角田奈穂も加わり、華やかに送り出された。難波は手を振りながら場内を後にし、温かな空気に包まれ大会は幕を閉じた。