<KNOCK OUT:代々木大会「THE KNOCK OUT」>◇22日◇東京・代々木第二体育館メインイベント(第16試…
<KNOCK OUT:代々木大会「THE KNOCK OUT」>◇22日◇東京・代々木第二体育館
メインイベント(第16試合)でKNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級(-60キロ)王座戦が行われ、王者久井大夢(19=TEAM TAIMU)が延長判定2-0(10-9×2、10-10)で挑戦者龍聖(24=BRAID)を下して防衛に成功した。
判定3-0で久井が勝利した昨年6月以来、1年ぶりの再戦。前回は初回に久井が2度ダウンを奪取する明確な差があったが、今回は両者の意地がぶつかり合い、3回終了時点でジャッジは3人とも29-29。だが延長に突入すると、手数で上回り、カーフキックでダメージを蓄積させていた久井が判定2-0で勝利を引き寄せた。
久井は試合後、「今回ベルトも防衛できたので、僕は次のステップに行きます。今回でスーパーフェザー級を卒業して、次はライト級(-62.5キロ)に行きます」と階級アップを宣言。「僕はライト級でも絶対チャンピオンになれると思ってるんで、BLACKは大沢(文也)選手、REDはゴンナパー選手、年末また僕とここでやりましょう」と挑戦状をたたきつけた。
久井は過去にBLACKライト級のベルトを巻いたことがあるが、その時は適正体重でもなく「無理やり取った形だった」という。今回は体が大きくなっていく過程での、満を持しての階級アップで「山口さん(KNOCK OUT山口元気代表)、次の7月20日の後楽園大会で僕のライト級デビュー戦をオープニングファイトでもいいのでやらせてください。お願いします」と1カ月後のマッチメークを代表にお願いした。
久井は「ライト級のBLACK、REDで(王座を)取るのが目標じゃないんで。そこはもう通過点というか。僕はほんまに世界で一番強くなるんで。その中の1歩というか。そう思って欲しいです」と階級アップも、最強への1歩に過ぎないと強調していた。【千葉修宏】