<日本生命セ・パ交流戦:ヤクルト2-4オリックス>◇22日◇神宮ヤクルトが17年以来、8年ぶりの交流戦最下位に沈んだ。同…
<日本生命セ・パ交流戦:ヤクルト2-4オリックス>◇22日◇神宮
ヤクルトが17年以来、8年ぶりの交流戦最下位に沈んだ。同最終戦でオリックスに競り負け、5勝12敗1分けの12位で終えた。
先発のドラフト1位右腕の中村優斗投手(22)はプロ初登板、初先発で5回5安打1失点だった。初回に1失点も2回以降は修正に成功。試合をつくったが、プロ初勝利はお預けで1敗目となった。
0-1と1点を追う中で、6回から登板した2番手金久保が誤算だった。先頭から連打と四球で無死満塁のピンチを背負った。オリックス先発曽谷を見逃し三振に斬ったが、1死満塁から西川に2点中前適時打を浴びた。さらに続く宗にも四球と制球が定まらなかった。3安打2四球の乱調で3失点を喫し、4点差に広げられた。
打線は6回に内山の4号ソロ、増田の中越え適時二塁打で2点を奪って反撃したが、6回の3失点が重かった。
借金は今季ワーストタイの24となった。高津監督は「先発ピッチャーが序盤に大きく崩れる展開が多く、なかなか点も取れなかった。序盤からゲームを追っかけていく戦いが続いた。投手陣の整備がすごく重要」と、交流戦を総括。プロ初先発の中村優については「プロとしての第1歩を踏み出した。硬さもあっただろうし、いろんな感情を持ってマウンドに上がったと思う。もう少し制球良く投げられるピッチャーだと思っている。もう少し落ち着いた彼、本来のピッチングを期待したい」と、4四死球があっただけに、さらなるハイレベルな投球を求めた。