<RISE:ワールドシリーズ2025横浜大会>◇21日◇神奈川・横浜BUNTAI第12、第13試合で-61.5キロトーナ…
<RISE:ワールドシリーズ2025横浜大会>◇21日◇神奈川・横浜BUNTAI
第12、第13試合で-61.5キロトーナメント準決勝(3分3回延長1回)2試合が行われ、エン・ペンジェー(22=中国)と中村寛(28=BK GYM)が決勝にコマを進めた。
RISEライト級(-63キロ)王者の中村は準決勝でシュートボクシング日本スーパーフェザー級王者の笠原友希(24=シーザージム)と団体の威信をかけて対戦。1回終了間際に右目付近をカットし、笠原のシャープな攻撃にも手を焼いた。
2回終盤から中村が巻き返したものの、3回終了時点ではジャッジ2人が29-29、1人が30-29で笠原を支持。劣勢の状況で延長に突入した。ただ、そこからは“人獣”の本領発揮。飛び込んで距離をつめて渾身(こんしん)のパンチを振るった。強烈な左でダウンを奪うと、最後は1分49秒、右フックからの左ハイキックでとどめを刺した。
試合後のマイクでは「僕が世界一取ったら、ONEの主力メンバー全員壊しに行くんで」と宣戦布告とも取れる発言も飛び出した。その後の会見でもあらためて「ONEの人(チャトリCEO)が(RISEやGLORYは)実力がないようなこと言ってるんやったら。動かしてるお金の大きさで、俺らの方が上やしとか、決めつける世界は嫌いなんで。それやったら俺がRISEの代表として(団体を)背負えるような結果をちゃんと残してから(倒しに行きたい)」とONE征伐に打って出る可能性について説明した。
続けて「ONEがこっちに敵対心むき出しにしてるんやったら、ONEのトップ戦線つぶしに行きますよ、その覚悟はできてますよっていうことです。RISEとかGLORYが見下されることが嫌いなんで。誰よりもRISEに来て、RISEで活躍して、RISEへの愛もあるし」と“RISE愛”を強調していた。