<米女子ゴルフツアー:全米女子プロ選手権>◇第2日◇20日◇米テキサス州フィールズ・ランチ・イースト(6604ヤード、パ…
<米女子ゴルフツアー:全米女子プロ選手権>◇第2日◇20日◇米テキサス州フィールズ・ランチ・イースト(6604ヤード、パー72)◇賞金総額1200万ドル(約17億4000万円)優勝180万ドル(約2億6100万円)
40位から出た渋野日向子(26=サントリー)は95位でまさかの予選落ち。ノーバーディー、4ボギー、1トリプルボギーの79で回り、通算9オーバーの153。予選通過濃厚とみられたが、終盤に痛恨のトリプルボギーなどで大失速。6年ぶりのメジャー優勝はお預けとなった。日本勢は8人が決勝ラウンドに進み、竹田麗央(22)は首位ジーノ・ティティクル(タイ)に3打差2位につけた。
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渋野にはまさかの落とし穴が待っていた。通算5オーバーで迎えた後半16番パー4。第3打がグリーンを大きく越え、ラフからの第4打は、クラブフェースが球の下をくぐって、ほとんど飛ばない“だるま落とし”のミス。トリプルボギーとし、最終18番もボギー。上がり3ホールで4つもスコアを落とした。
「16番のトリプルが悔やまれるなと思う。16番までは良かった。あれで切れた」。表情は一気に暗くなった。最終的に予選通過ラインは7オーバーまで下がり、9オーバーの渋野には痛恨以上だった。
「バーディーが1個もなかった1日。(強風で)確かに考えることはすごく多かったが、やっぱり、それ以前の問題。あと2日間やりたかった。残念」。この1年半のメジャーで7位以内が3試合。大舞台に強い26歳には、精神的なダメージが残る試合になった。