◇国内女子◇ニチレイレディス 2日目(21日)◇袖ヶ浦CC新袖C(千葉)◇6594yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆…

◇国内女子◇ニチレイレディス 2日目(21日)◇袖ヶ浦CC新袖C(千葉)◇6594yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆4843人)
大会初日の後、高橋彩華は“荒療治”を受けた。切り返しで余分な動きが出てショットが安定しない。トレーナーに相談すると、じゃあ身体を引き締めましょう、ということになった。
体幹系の筋肉に負荷をかけること40分。プチ筋トレのようなかたちで身体に張りを持たせ、この日はちょっとした筋肉痛に。“強制ギプス”的にショットのブレを抑えた。「私も何をしているかよく分かっていなかったけど、言われるままに(笑)。比較的良い方向にいってくれた」と効果は抜群だった。

軽い痛みの甲斐もあって、この日はショットでチャンスを築いた。2打差4位から5バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算8アンダー。首位の入谷響と4打差の単独2位につけた。「チャンスのパットをもうちょっと入れたかった。あと2つくらいは伸ばせたかな」と上位に食い込んでも満足はしない。
前週「宮里藍 サントリーレディス」でツアー2勝目を挙げた。今季の目標はシーズン3勝で、2週連続優勝となれば一気にリーチがかかる。最終日を追われる立場で迎えた前週に対し、今週は追いかける立場。「まだ追って勝ったことがないので、その勝ち方もしてみたい。ショットの改善でイメージとしても(前週に)戻りつつある。先週よりは楽しめそうな気はしています」。初勝利から2勝目までは3年かかった。次なる3勝目は目と鼻の先にある。(千葉市若葉区/合田拓斗)