<日本生命セ・パ交流戦:中日0-1日本ハム>◇20日◇バンテリンドーム日本ハムが1-0の勝利で今季最多の貯金「13」とし…
<日本生命セ・パ交流戦:中日0-1日本ハム>◇20日◇バンテリンドーム
日本ハムが1-0の勝利で今季最多の貯金「13」とし、交流戦優勝の可能性も残した。
先発した伊藤大海投手(27)が今季初の完封勝利で7勝目。2、4回は得点圏に走者を背負うも要所を締めた。伊藤は金村、古林睿煬、山崎に続いてチーム4人目の完封勝利者となった。
打線は6回に先頭の五十幡亮汰外野手(26)が三塁打を放ち、続く清宮幸太郎内野手(26)が右中間へ放った先制犠飛が決勝点となった。試合後の新庄剛志監督(53)の主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-伊藤が完封
「キャンプ前から、先発ピッチャーは完投。新しいマウンドに立ったら最後まで投げろ、と。『完投王国21』。(今季は先発陣全体で完投を)21回してほしい、今シーズンで。21したら、あとはいいという。なんか僕の中では21っていう数字を完投の目標にして。やっぱり楽しくないですか。最初に投げたピッチャーが最後まで。今日も最後までね。そういうプロ野球に戻ってほしいなという意味でも」
-監督が当初から話していた四球を与えないというのも完投につながっているのかなと
「四球を出さないって言ってましたよね、ずっと。もう最近、出してないから忘れていた。素晴らしいね。やっぱ癖ってつくんすね。あとはキャンプ中から取り組んでた2ボールからの変化球でストライクを取るのが、みんなできてきてるしね」
-伊藤は8回の打席でも最後まで投げる気満々って感じでしたよね
「投げない気なんか1ミリもないでしょ」
-すごくベースから離れて立っていた
「『もう離れて』って(指示だった)」
-今日もベンチでは何も言わず沈黙だったんですか
「言ってない。この間のDMのやりとりでは、大海が『投げる時は1点あれば十分ですよっていうピッチングを見せるんで、見といてください』っていうのが来ました」
-伊藤から
「はい。僕は、こんな絵文字(ダブルピース)を送っておきました(笑い)。それはみんなね、いいピッチングをして負けてられない。俺が投手陣を引っ張るんだっていう気持ちが強い子なんで。今日はなんとしてでも完投、完封したかったと思いますけど」
-6回の五十幡の三塁打
「あれは、でかいね。あそこ行ったらもう、ランニングホームランじゃないかな。三塁打じゃない。ランニングホームラン行けーって(笑い)。もたついている間に来るんじゃないかなっていう面白さはありますよね。音楽つけてほしいぐらい(笑い)」
-0対0で来て、6回先頭で
「いや、清宮(幸)くんはあそこ、ホームラン打ってほしかった。犠牲フライじゃなくて。角度上げてほしかったな。ちょっと雰囲気、持ってたんで。犠牲フライかーい、ってなった」
-昨日は、中日戦は相性がいいと言っていたが
「ギリギリでしたね」
-監督就任後は対中日が9勝1敗。何か中日戦で勝つコツがあるのか
「それは言えないでしょ。それは…それはあと2試合残ってるので、それはダメです。俺、言いたいけど(笑い)」
-井上監督になった中日の印象は
「ずっと試合も見てますし、行動も発言も聞いてますけど、ものすごく明るいチーム。声もベンチでもすごく出てましたしね。作戦面で失敗はしてますけど、相手チームも何をしてくるかわからないっていうところでは、もう勝手に相手チームが考えてくれる野球をしてくれてるんで…してくれてるというか、してますんで。見てて面白いなぁと。僕は同級生としては思いますね。今日、差し入れでもらったパン。めちゃくちゃおいしかった。球団のフロントの中で。お礼は言いましたけど、メンバー交換の時に。めちゃくちゃ、おいしかった。あんまり得意じゃないんですけど、おいしかった」
-また、粒あんですか?
「こし(あん)。明日の朝ごはんにもなるんで、ちょっと大事にしてあります」
-じゃあ明日はまた、お返しするんですか?
「1個アイテムあるんですけど、僕があげるアイテムを使ったら壊れそうなんで、考えます」