ボクシングの八王子中屋ジムは20日、公式YouTubeチャンネルを更新。19日にWBO世界ウエルター級タイトルマッチで…
ボクシングの八王子中屋ジムは20日、公式YouTubeチャンネルを更新。19日にWBO世界ウエルター級タイトルマッチで5回KO負けした所属の佐々木尽(23)のインタビューを公開した。佐々木は王者のブライアン・ノーマン(米国)の左の強打を受けて倒れて立ち上がれず、担架で搬送されて試合後の会見を行っていなかった。
佐々木は動画で「昨日はみなさん、応援してくれて本当にありがとうございました」とあいさつ。「日本初のウエルター世界王者になって歴史を変えようと思ったが届かなかった。その姿をお見せできなくて悔しい気持ちでいっぱいです」と話した。
試合後は記憶がない状態だと陣営は説明していたが「特に異常はなくて。ただ頭を打たれて記憶が飛んだくらい。いまは戻って来ている」と話した。1、2ラウンドは記憶にあるが、3ラウンド以降はまだ思い出せないという。
実際に試合を終えて、世界のウエルター級の強さを感じた一方で「自信を失ったとかはない」と佐々木。「スピード、パワーは通用すると思った。最終的に技術だな。全体的に技術の差を感じた」という。ノーマンは相手のパワーを消すような技術があり「全体的に技術の差を思い知った感じだが、自分がそれを覚えられれば全然勝てるなと体感したものがあった。ものすごい深い学びになった」と振り返った。
一方でその技術の差は「レベルがまだ赤ちゃんだと思った。ノーマン選手のレベルが高くて、自分のスキルはレベルが低い、薄いなと感じた」と大人と子ども以上のものがあるとも実感。今後については「絶対に世界王者になる」と再起を誓った。