「デイリースポーツカップ」(20日、まるがめ) 愛する家族に勇姿を届ける。安河内将(35)=佐賀・111期・A1=は準…
「デイリースポーツカップ」(20日、まるがめ)
愛する家族に勇姿を届ける。安河内将(35)=佐賀・111期・A1=は準優9Rを1周2M差しの逆転劇で1着。準優1号艇の3人のうち、唯一勝利してポールポジションが巡ってきた。
「ホームの足、Sの足は良くなっている。ただ、ターン回りは我慢して乗っている部分がある。そこをしっかり合わせていきたい」と力を込めた。
勝ちたい理由がある。2週間前に最愛の祖父・晃さんがこの世を旅立った。「おじいちゃんもお父さんも船乗りで、家族を守るために家を離れて頑張ってくれた」。その血を受け継ぎ、自身もボートレーサーとして水上で戦う。
さらに21日は愛息の誕生日。安河内は「エンジンどうこうではなく気持ちで行く」と静かに闘志を燃やした。