<日本生命セ・パ交流戦:阪神-ソフトバンク>◇20日◇甲子園阪神村上頌樹投手(26)が8回5安打1失点の好投を見せた。初…

<日本生命セ・パ交流戦:阪神-ソフトバンク>◇20日◇甲子園

阪神村上頌樹投手(26)が8回5安打1失点の好投を見せた。

初回1死から連打と四球で、いきなり満塁のピンチを背負った。5番栗原の打球は三遊間への強烈な当たり。これを遊撃小幡竜平内野手(24)がダイビングして好捕し、回転して二塁へ転送。惜しくも一塁はセーフとなり、併殺崩れで先制の1点を与えたが、ここから踏ん張った。続く野村を中飛に打ち取り、最少失点で切り抜けた。

前回登板した13日楽天戦は6回3失点で黒星を喫した。この日の相手先発は6連勝中のモイネロ。緊迫した投手戦になることは想定内。虎のエースとして、負けるわけにはいかない。味方の好守にも助けられ、2回以降は本領を発揮。ソフトバンク打線を封じた。

5回、チームが同点に追いついた。モイネロは6回で降板したが、村上はマウンドを譲ることなく、8回まで力投。両リーグ最多の8勝目こそ飾れなかったものの、123球の熱投だった。