「阪神-ソフトバンク」(20日、甲子園球場) 先発した阪神・村上頌樹投手は、8回を投げて5安打1失点だった。1点のリー…
「阪神-ソフトバンク」(20日、甲子園球場)
先発した阪神・村上頌樹投手は、8回を投げて5安打1失点だった。1点のリードを許した降板で、リーグ単独トップの8勝目はお預けになった。打線はソフトバンクの先発・モイネロを前に苦戦。粘投を続けた右腕を援護することができなかった。
初回に1死から佐藤、柳町に連打を浴びると、栗原の併殺崩れの間に失点。序盤、不安定な立ち上がりだった右腕を、遊撃の小幡や中堅・近本が好守で救った。
二回、先頭・牧原大の右翼線二塁打で無死二塁。続く海野は中前にフラフラッと落ちそうな打球を放った。だが、近本が俊足を飛ばしてダイビングキャッチ。安打を確信した二走・牧原大はすでに三塁を回っており、捕球した近本が二塁に送球して併殺とした。
好守に助けられた村上も、尻上がりに調子を上げる投球。三回、2死走者なしの場面では柳町に対し初球、101キロのカーブでストライクを奪うと、3球目には69キロの同球で二ゴロに抑えるなど、緩急自在の投球で打者を幻惑した。
モイネロとの投手戦となった中、8回123球の熱投でリードを許さなかった。