東京女子プロレス大田区大会(7月21日、大田区総合体育館)でプリンセス・オブ・プリンセス王座を争う王者瑞希(30)と挑戦…
東京女子プロレス大田区大会(7月21日、大田区総合体育館)でプリンセス・オブ・プリンセス王座を争う王者瑞希(30)と挑戦者荒井優希(27)が19日、東京・渋谷のABEMAタワーズで調印式&記者会見を行った。
アイドルグループSKE48を卒業し、プロレスに専念するようになって初めてのビッグマッチになる荒井は「今まではプロレスとアイドルを両方やっていたということもあって、自分の中でどこか一歩引いてしまうところとか、それが後輩であっても、自分のほうができてないと感じてしまう部分が多くあったんですけど。自分はこの白いベルトを瑞希さんから取って、東京女子プロレスをもっと自分が引っ張っていくんだという気持ちで進められるように、このタイトルマッチを自分が勝ちたいと思います」と意気込んだ。
一方、王者瑞希も「このベルトへの思いとか、この東京女子で重ねてきた気持ちって本当に本当に私の人生の中での“宝物”だから。この“宝物”を私のすべてで荒井ちゃんに伝えていきたいから、私も負けられない」と必勝を誓った。
荒井にとってはプリプリ王座を手にすると、グランドスラム(プリプリ王座、インターナショナル・プリンセス王座、プリンセスタッグ王座)達成になる。「グランドスラムを強く意識していたわけじゃないけど、一つ一つの積み重ねが今につながっていると思うので。赤井(沙希)さんとの“AA砲”で取ったベルトの期間で学んだことであったり、インターナショナルのベルトを持って、いろんな海外の選手と闘って最多防衛の記録を作ったり。その全部をぶつけてこのベルトを取ったら、プロレスラー・荒井優希としてとても誇りのあるものになるんじゃないかなと思うので、もちろん目指していきたい」と言い切った。
瑞希はそんな荒井について「自分が初めてこのベルトに挑戦したときは結構フワフワしていたというか、勝ちたい気持ちでいっぱいだったんですけど、荒井ちゃんはそれだけじゃないなと感じるので。あと勢いもすごいなと思うし、私が成し遂げてこれなかったことを早い段階で、すごい勢いで走り抜けているなと感じるので。正直、怖さはあります」と警戒しつつも「けど、もっとたくさんの怖さを乗り越えてきたので不安はないです」と王者としての自信を見せていた。