「阪神2-0ロッテ」(19日、甲子園球場) 阪神が連勝で3カードぶりに勝ち越しを決めた。先発のデュプランティエが来日初…
「阪神2-0ロッテ」(19日、甲子園球場)
阪神が連勝で3カードぶりに勝ち越しを決めた。先発のデュプランティエが来日初完封で3勝目(3敗)。近本の中犠飛が先制V打となった。交流戦はこれで7勝8敗。最終カードとなるソフトバンク3連戦で勝ち越しを目指す。
試合はこの日も阪神ペースだった。0-0で迎えた四回。先頭の小幡、坂本の連打で一、二塁を作った。糸原は見逃し三振に倒れたが、続くデュプランティエが送りバント。ゴロを捕球した投手・種市の悪送球(記録は犠打野選)で満塁とすると、近本の左犠飛で1点を先制した。
「どんな形でもいいので、先制点につなげたいと思って打席に入りました。逆らうことなく打ち返せましたし、得点につながって良かったです」。さらに1点リードで迎えた七回だ。初回、三回と得点圏で三振に倒れていた大山が2死一、二塁の好機で中前適時打。貴重な追加点を奪った。
一方、先発のデュプランティエは序盤から150キロを超える直球を軸に、ロッテ打線を力で圧倒した。六回には、先頭の種市を見逃し三振に仕留めると、藤原を130キロのカーブで見逃し三振。続く寺地も131キロのカーブで空振り三振に仕留めた。
続く七回には、先頭の池田を149キロ直球で3球三振に切り捨て、続く4番・山本は151キロ直球で空振り三振。さらに安田は132キロのカーブで空振り三振。これで6者連続三振として、来日最長の7イニングを無失点に抑えた。続く八回には先頭の岡に死球を与えたが、最後2死一塁から代打・角中を空振り三振に。8回までに9三振を奪う内容でリードを守った。