<日本生命セ・パ交流戦:巨人2-1日本ハム>◇18日◇東京ドーム日本ハムは1点差で競り負け、連勝が3で止まった。23年ド…
<日本生命セ・パ交流戦:巨人2-1日本ハム>◇18日◇東京ドーム
日本ハムは1点差で競り負け、連勝が3で止まった。23年ドラフト1位で指名し、新庄剛志監督(53)がくじ引きで逃した巨人西舘勇陽投手(23)を相手に5安打で1点止まり。本拠地初勝利を献上する格好となった。今季初の3カード連続勝ち越しは、19日にお預けとなった。
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前夜は1イニング3発の1発攻勢で快勝したが、この日の「海賊打線」は鳴りを潜めた。新庄監督は「7回に点取られたらきついっすね。8、9回はきつい。昔の横浜の佐々木さんみたい。ゼロでしょ。すごいもん」と、9回に登板した防御率0・00のマルティネスに脱帽した。
相手先発の西舘は、23年ドラフトで競合し、くじ引きで逃した逸材。5回に先手を取るも、6回先頭のレイエスが出塁後、野村、万波、山崎が倒れると、その裏に追いつかれた。2年目右腕を攻略しきれず、新庄監督は「(西舘は)いいボール放っているから今日、抑えられたわけであって。いいピッチャーになっていくんじゃないですか、さらに。なってもらいたいし」。悔しさもある中、1位指名した才能のさらなる進化を期待した。
7日DeNA戦で2点適時打を放った山崎を再び「6番投手」で起用。5回無死二塁の打席前には、「セカンドよりこっち(一塁側)に転がす意識でいってみて」と声をかけたが、カウント1-2から最後はボールになる低めフォークに手が出て空振り三振。新庄監督は「(指示を)言ってしまったからボール球に手を出したかなあ。普通に打たせていたらセカンドゴロ打つので。ミスったかなあ」と反省した。
敗れはしたが、パ・リーグは4位までがそろって敗れたためゲーム差は変わらず。指揮官は「こういう時がないと楽しくないでしょう。パ・リーグに勝ってもらって。そっちの方が面白いんで」。交流戦首位まで1・5差。気持ちを切り替え、オープン戦に続く2つ目の“タイトル”を目指す。【永野高輔】