日本ハンドボール協会は18日、女子日本代表「おりひめジャパン」の新監督にモーテン・ソウバク氏(60)が就任すると発表し…

 日本ハンドボール協会は18日、女子日本代表「おりひめジャパン」の新監督にモーテン・ソウバク氏(60)が就任すると発表した。任期は7月からロサンゼルス五輪まで。同日、都内でソウバク新監督は記者会見に出席し「私がこのチームとともに目指すのは、2028年のロサンゼルスオリンピックへの出場権を獲得し、その舞台でクオータファイナル(ベスト8)に進出することです」と力を込めた。

 ソウバク氏はデンマーク出身。コペンハーゲンの大学に進学するまではプレーヤーだったが、大学からはコーチを務めてきた。その後はデンマーク、ブラジル、オーストリア、アンゴラ、ルーマニアと世界中のクラブチームの監督を務め、ブラジル、アンゴラでは代表の監督も担った。世界中を渡り歩いてきた指揮官は「今回もとても大きなチャレンジ。プレッシャーはあるが、日本の代表チームをより良いチームにしたい」と誓った。

 ハンドボール女子日本代表は、予選で敗れ昨夏のパリ五輪の出場がかなわなかった。ロサンゼルス五輪への出場を現実にするため、ソウバク監督は「最近のハンドボールはスピードが速いことが求められる。日本の選手でとても背の高い選手を探すのは難しいので、速く走れて、長い時間出場できる選手が重要になる。ヨーロッパの選手をコピーするのではなく、日本のDNAに基づいたやり方を見つけていくことが重要」と話した。