プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32)の幼なじみで元Jリーガーの山口聖矢(31=ともに大橋)が1…

プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32)の幼なじみで元Jリーガーの山口聖矢(31=ともに大橋)が19日、東京・大田区総合体育館で東日本ライト級新人王の2回戦に臨む。18日には対戦相手となる木内凌祐(26=セレス)とともに横浜市内のホテルで前日計量に出席。61・2キロでパスした木内に対し、61・1キロでクリアした。対戦相手と初対面し「映像で見た印象とそんなに変わらなかった。明日はワンツー主体で相手の出方をみながらフェイントを混ぜながら。当たれば倒れると思うので」と自然体を貫いた。

今年4月、同新人王1回戦で栗原宗太郎(E&Jカシアス)を右ストレート一撃で1回TKO勝利を挙げて以来のリングだ。5月にはラスベガスで井上の応援をしながらトレーニングを再開。試合間隔は約2カ月と短いものの「今回はスパーリングをメインに週2回やって、実戦経験を積みながら。試合も近くて体重もそんなに増えなかったので、良い調整できた。食べながら調整できた。あとはそれを試合に出せれば」と意気込みを示した。

勝てば9月18日に準決勝が予定されている。井上も9月に次期防衛戦が予定されており、この2回戦をクリアすれば、ほぼ一緒のペースで調整が可能となる。もちろん2回戦もリングサイドから応援する井上の激励を耳にしながら戦うことになる山口は「順調に勝てば準決勝でまた一緒に練習や減量もできそう。前回はけがなく終われた。けがが1番怖いので、前回のように(KOで)倒せれば。そこはちょっと(井上に)対抗して」と口にした。