柔道男子81キロ級で、五輪2連覇王者の永瀬貴規(旭化成)が18日、世界選手権(ブダペスト)から羽田空港に帰国した。20…

 柔道男子81キロ級で、五輪2連覇王者の永瀬貴規(旭化成)が18日、世界選手権(ブダペスト)から羽田空港に帰国した。2015年大会以来10年ぶりの優勝を目指したが、まさかの初戦敗退。「代表に選んでいただいて、その結果が初戦敗退。悔しいというか情けない。申し訳ない気持ちでいっぱい」と唇をかんだ。

 減量、コンディションはともに問題なし。初戦となった2回戦では、トジエフ(ウズベキスタン)と対戦した。互いに決め手を欠き、指導2で延長戦に突入。相手は偽装攻撃を繰り返したが、最後は先に指導3をもらってしまった。「慎重になりすぎていた部分があった。自分のよさの足技を出せていなかった」と敗因を分析した。

 今後は休養を取る予定で、次の大会出場は明言しなかった。「リフレッシュしたい。自分と向き合う時間を設けてもいいのかな。この結果を受け止めることが大事。前を向いてやっていけたら」と見据えた。