◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 事前(17日)◇フィールズランチ イースト (テキサス州)◇6…

◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 事前(17日)◇フィールズランチ イースト (テキサス州)◇6604yd(パー72)
今季メジャー第3戦を迎える会場は、2023年に開場されたばかりのコース。本大会と男子メジャー「全米プロ」を取り仕切るPGAオブ・アメリカの本部が置かれるテキサス州フリスコにあり、ダラス・フォートワース国際空港から約50㎞に位置する。ダラスを拠点にする笹生優花は、会場から車で10分ほどのところに自宅があり、今年に入ってコースには「4、5回ぐらい」訪れたという。

6月「全米女子オープン」以降の出場は見送り、今週は3週ぶりの実戦になる。15日(日)に9ホール、16日(月)に9ホール、この日のプロアマ戦で18ホールと開幕2日前までに計36ホールを回ってコースチェック。「前に回った時は季節の変わり目だったからか天気がそんなに良くなくて。風が吹くと『こんなに難しかったっけ』ってなった」と印象を語る。「(風の)動きも、強さも違う。風がなければアンダーパーは出ると思うけど」と警戒を深めた。

米本土の南中部にあるテキサスは、晴れ予報でも雨が降ることがあると話す。「テキサスの天候は分からないので、いつでもready(準備した状態)じゃないと」と、コース難度は天気次第で大きく変動しそう。バミューダ芝のラフのほか、「グリーンが結構スロープもあって、(芝)目が強くて難しい」と注意すべきポイントは多い。
今季は出場9試合で最高位は「ホンダ LPGAタイランド」の17位。4月「シェブロン選手権」から、米ツアー自己ワーストに並ぶ4試合連続で予選落ちのさなかにいる。年間ポイントレースも103位と低迷。昨年の全米女子オープン優勝により来季の仕事場を失う心配はないが、11月の最終戦「CMEグループ ツアー選手権」(フロリダ州ティブロンGC ゴールドコース)に出場できる同ランク60位以内から遠い位置にいる。

もともとメジャー前の試合は出場せずに調整するタイプ。今季メジャー2試合の前も2週間プレーを控えたのは「場所的に休んじゃおうかなって。自宅で調整した方がよさそうだった」と説明した。今週も状態を万全に整えて“ホームタウン”で復調を図る。(テキサス州フリスコ/石井操)