◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 最終日(15日)◇ブライズフィールドCC(ミシ…

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 最終日(15日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6611yd(パー72)
ギャラリースタンドがグリーンを囲む最終18番(パー5/478yd)。岩井明愛は2打でグリーン右手前まで運んだ。ピン位置は手前10yd、右4yd。グリーン周辺につけられた時点で「今日はアプローチがすごく調子が良かったので、狙えればチャンス」と思っていた。ロフト角58度のウェッジで打った第3打を直接カップに入れ、1イーグル6バーディ、1ボギーの「65」。5アンダー24位から通算12アンダー7位とトップ10に食い込んだ。

バーディで滑り出した前半は、3番もチップイでスコアを伸ばした。「今日は難しくない(シチュエーションでの)アプローチが多くて、比較的(カップに直接)狙っていけるような距離が残った」とグリーン周りからでもスコアメークの流れを作った。
海を渡って米国内を飛び回る今季は、慣れ親しんだ日本とは違う芝質にも対応すべく各会場で打ち込んできた。「今週だとねちっこい(粘り気が強い)草だったり、逆目に生える場所も多いなという印象。ねちっこくて逆目の時はどうすればいいのだろう、という風に」考えながら実戦に備えてきた。「試合中も『これ、どう打ったらいいんだろう』っていうのが結構あって」と少しずつ経験を積んできた成果が表れた。

ボギー無し5バーディとスコアを伸ばして折り返した後半10番(パー5)でこの日唯一のボギーを叩いたが、11番(パー3)でロングパットを入れてバウンスバックできたのも今季3度目のトップ10入りにつなげた大事なポイント。「ボギーを打ってもすぐにバーディが来れば、まだ良い流れのまま引き留められているような感じはする」。8mを沈めたパッティングは「大きな一打だった」と振り返った。
次戦は今季メジャー第3戦「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(19日~/テキサス州フィールズランチ イースト)になる。メジャー前最後の18ホールを好プレーで締め、「ちょっと自信になる」と背筋を伸ばした。「コースが違って求められるショットも違うと思うのでどうなるかは分からないけど、自信もって行きたい」と意気込んだ。(ミシガン州ベルモント/石井操)