<新日本プロレス:大阪大会「DOMINION 6.15 in OSAKA-JO HALL」>◇15日◇大阪城ホールセミフ…
<新日本プロレス:大阪大会「DOMINION 6.15 in OSAKA-JO HALL」>◇15日◇大阪城ホール
セミファイナル(第8試合)のIWGP GLOBALヘビー級王座戦で、挑戦者ゲイブ・キッド(28)が23分25秒、レッグトラップ・パイルドライバーで王者辻陽太(31)から3カウントを奪って同王座初戴冠を果たした。辻は5度目の防衛に失敗した。
死闘は終盤、辻がジーンブラスターを狙うも、ゲイブはカウンターのラリアット。そしてパイルドライバーの体勢となるが、切り抜けた辻はジャンピングニーで応戦した。
その後、技の読み合いからゲイブがラリアットをさく裂させた。そしてO-KNEEを狙うが、今度は辻がカウンターのジーンブラスターでカバー。これをゲイブは執念のキックアウト。辻は再度、とどめのジーンブラスターを放つが、なんとゲイブはこれを受け止めてデスライダー。最後はレッグトラップ・パイルドライバーで辻を突き刺して3カウントを奪取した。
ゲイブは試合後「今、重要なことは俺が王者であるということ。この会社をけん引するのは誰かという答えを出しただろう。俺はずっと分かっていた。野毛道場を初めて訪れた日から、LA道場へ行った時から、俺はずっとその存在が俺であることを知っていた」と話し、「自分で自分を褒めたいよ。俺にはもうこれ(ビール)は必要ない。酒はやめる。俺には責任があるんだ。自分の責務でもなく、WAR DOGSとしての責務でもない。これは会社を背負うという責務だ。だから俺に必要なのはこれ(ハート)とこれ(頭)だけだ」と責任感を口にした。
そして最後に「トップロープからのセントーンはもう封印しないとな。バカげたことをした。俺は頂点に立つ男で、新日本プロレスをけん引して行くんだ。イジョー!」と締めくくり、記憶が飛んだという荒技の封印を誓った。
一方、辻は「ゲイブ、お前はIWGPを背負うのにふさわしい人間だ。お前の手で、その背中でIWGPを背負ってみろ。気を抜くなよ。IWGPはいつも俺の目の前にある、GLOBALだろうが世界だろうが」と話した。