<Road to RWS:後楽園大会>◇15日◇東京・後楽園ホールムエタイ大会「Road to RWS」のメインイベント…
<Road to RWS:後楽園大会>◇15日◇東京・後楽園ホール
ムエタイ大会「Road to RWS」のメインイベント、スーパーフライ級(52.16キロ)3分3回で、石井一成(26=ウォーワンチャイプロモーション)がタイの強豪、リッティパン・パンダックラッタナブン(ラジャダムナンスタジアム同級6位)と対戦。計3度のダウンを奪い、2回2分30秒、KO勝利を収めた。
石井は1回、強烈な左フックでダウンを奪取。その後も圧力をかけ続けて圧倒し、ラウンド終了間際には左右のパンチ連打で再びダウンを奪った。リッティパンは立ち上がりゴングに救われたが、流れは完全に石井ペースとなった。
迎えた2回も石井は攻撃の手を緩めず、強烈なパンチを次々とたたき込む。そしてラウンド終盤、渾身(こんしん)の左ボディフックをさく裂させ、3度目のダウンを奪取。これで勝負が決まった。
石井は今年3月にタイで強豪ジョムホートに敗れた際、激しく落ち込み、いったん試合のことを考えるのをやめたのだという。練習こそ継続していたものの、ジム会長の父から試合オファーについて聞かされても首を縦に振らなかった。
しかしそれがリフレッシュ期間となり、ムエタイの楽しさを再認識。さらに階級もフライ級からもともとのスーパーフライ級に戻したことでパワーもよみがえった。
憧れていた魔裟斗氏の現役時代の映像も改めて見て「倒すことしか考えない」という自分の原点に立ち戻った。復活の白星に「今回、6位の選手に勝ったんで、もっと上のランカーやチャンピオンとやれれば」。また1つずつ王者への階段を上がっていく。
<Road to RWS全成績>
▼フェザー級(57.15キロ)3分3回
○ミサイル雄 (判定3-0:30-27×3) ×木部晴太
▼バンタム級(53.5キロ)3分3回
○福僚太 (KO・2回2分59秒) ×速水檸檬
▼スーパーバンタム級(55.34キロ)3分3回
○エイジ (判定3-0:30-27、29-28×2) ×篠崎竜之介
▼スーパーフライ級(52.16キロ)3分3回
○れい (判定3-0:30-27×2、29-28) ×希羅
▼51キロ契約3分3回
○シンイチ・ウォーワンチャイ (KO・2回2分28秒) ×水流添正太
▼60キロ契約3分3回
○奥山琉星 (判定3-0:29-28×2、30-27) ×お松・レンジャージム
▼バンタム級(53.5キロ)3分3回
○佐藤九里虎 (判定2-1:29-28×2、28-29) ×ビッグブーン・チョーチャンピオン
▼57.5キロ契約3分3回
○しょーい (判定3-0:30-27×3) ×皆川裕哉
▼58キロ契約3分3回
○吏亜夢(KO・1回2分2秒) ×ダウサゴン・バンバンジム
吏亜夢「朝陽選手どうですかね。僕だったら朝陽選手に勝てると思うんで」とアピール。
▼スーパーバンタム級(55.34キロ)3分3回
○Jyosei(判定3-0:29-28、30-27×2) ×ステファン・シリラックムエタイ
▼女子47.62キロ契約2分3回
○藤原乃愛 (TKO・2回1分56秒) ×サリカトーン・オーツームエタイジム
▼スーパーフライ級(52.16キロ)3分3回
○ゲンウボン・ポーラックブーン(判定2-1:29-28×2、28-29) ×JOH
▼スーパーフライ級(52.16キロ)3分3回
○奥脇竜哉 (KO・2回1分40秒) ×フアゲーウフアウェン・ジャッキージム
▼スーパーフライ級(52.16キロ)3分3回
○石井一成 (KO・2回2分30秒) ×リッティパン・パンダックラッタナブン