<新日本プロレス:大阪大会「DOMINION 6.15 in OSAKA-JO HALL」>◇15日◇大阪城ホール第6試…
<新日本プロレス:大阪大会「DOMINION 6.15 in OSAKA-JO HALL」>◇15日◇大阪城ホール
第6試合のNEVER無差別級王座戦で挑戦者ボルチン・オレッグ(32)が13分12秒、カミカゼ(=ファイヤーマンズキャリーで持ち上げた相手を前転しながら投げ落とす技)で王者竹下幸之介(30)から3カウントを奪取。悲願の初戴冠を果たした。竹下は7度目の防衛に失敗した。
終盤、ボルチンは竹下のトップロープからの攻撃を阻止し、雪崩式でたたきつけた。竹下もフロントネックロックで反撃。ボルチンがこれを切り抜けるとラリアットの相打ち、エルボーの応酬と激しい攻防が続いた。
ボルチンはカウンターエルボーからラリアット合戦で打ち勝ち、カバー。王者は執念のキックアウト。ボルチンの勝負を懸けたカミカゼはかわされ、ドラゴンスープレックス、エルボーを被弾してダウン。しかしボルチンはジャンピングニーをキャッチし、そのまま肩に担ぎ上げてカミカゼをさく裂。ボルチンが王者から3カウントを奪い、悲願のベルトを手に入れた。
ボルチンは試合後「この前発表されたんですけど、次のシングルマッチは『TANAHASHI JAM』(29日、愛知・愛知県体育館)で永田(裕志)さんじゃないですか。このベルトを持って初防衛戦を永田さんとやりたいですね」と29日の試合の防衛戦への変更を希望。
「外国の選手とか若くてデカい選手とかやりたいけど、永田さんはレジェンドレスラーだから。僕に対してはプロレスでコーチだけじゃないから。監督だけじゃないから。お父さんみたいだから。永田さんのおかげで俺はプロレスを始めて、それで永田さんに自分はどんなプロレスラーになったかを見せたいから」とその理由を説明した。