「BNR 大阪・関西万博協賛・G3」(15日、四日市) 12Rで決勝が行われ、簗田一輝(29)=静岡・107期・S1=…

 「BNR 大阪・関西万博協賛・G3」(15日、四日市)

 12Rで決勝が行われ、簗田一輝(29)=静岡・107期・S1=が先行した野口裕史(千葉)の番手から差し切って優勝。2023年6月向日町以来、通算2回目のG3制覇を果たした。2着に東龍之介(神奈川)、3着に上田国広(三重)が入った。11Rのガールズ決勝は高木佑真(26)=神奈川・116期・L1=が直線で差し切って優勝した。

 簗田が好展開をしっかりとモノにして、2回目のG3優勝を果たした。「道中の勝ち上がりではラインで決められず不完全燃焼だった。勝てて自分的には良かった」と笑顔を見せた。

 レースは前を任せた野口が打鐘前から踏み上げて主導権を奪取。「野口さんのスタイル。得意パターンだったし、駆け方もうまかった」と南関3車で先行態勢に入ると、番手絶好の展開で最終3角も通過。「谷口(遼平)さんがすんなり4番手にいた。あまり遅いと四日市は外が伸びる。自分から売れていたのもあったし、若干早めに踏んで、後ろを連れ込めたらと思った」と最後は差し脚を伸ばして先頭でゴールを通過した。

 一昨年にも6月にG3を制覇し、その年は11月のG1・競輪祭(小倉)で決勝へ進出した。「ケガがないのが好調の要因。ケガしないようにしっかり走りたい」。この波に乗り、ビッグ戦線でも存在感を示していく。