◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 3日目(14日)◇ブライズフィールドCC(ミシ…

出だしからダブルボギーと苦戦した

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 3日目(14日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6611yd(パー72)

昨年は3日目を終えた時点で首位は通算17アンダー。10アンダー以上の選手は13人いたが、今年はレキシー・トンプソンら11アンダー首位の6人だけが、54ホール終了時点で2桁アンダーに届いた。18ホールのうちパー5が5つあり、スコアの伸ばし合いが展開されてきたコースは、例年より硬く仕上がったグリーンと、強風により難度が上がっている。

昨シーズン、最少平均ストローク賞の「ベアトロフィ」を獲得した古江彩佳はこの日、4バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「74」とスコアを落とした。3日間を通じてホール難度3番目の出だし1番から大苦戦。フェアウェイから打った2打目は砲台グリーンを登り切らず、3打目もグリーンから傾斜で土手下まで落ちて5オン1パットのダブルボギーにした。

セカンドショットはボールが跳ねるのを警戒して、ピン手前に落としたかった。しかし、フォローの風が吹き、左足上がりのライで距離感を出すのも難しかった。「グリーンも結構ややこしくて、自分が良いパットをしてもなかなか入ってくれない。(狙いとは)反対に行っちゃうのも結構多かった」とホールアウト後は目に涙を浮かべた。イーブンパーの63位。「うまく気持ちを切り替えながら、攻めるプレーができたら」と最終日の浮上を目指す。

今季1勝の竹田麗央は1オーバー69位で最終日へ

グリーンに手を焼く選手は多く、この日15番では1.5mを外したモダミー・ルブラン(カナダ)がパターを折るシーンもあった。

1バーディ、3ボギーの「74」で回って通算1オーバー69位で最終日を迎える竹田麗央は「フェアウェイをキープするのに狭いなと思うホールが何個かある」と落下地点の両サイドにあるバンカーや木を例に挙げ、ティショットの難しさを口にした。フェアウェイを外せばラフでボールが沈む。スコアメークは容易ではない。(ミシガン州ベルモント/石井操)