◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 3日目(14日)◇ブライズフィールドCC(ミシ…

3試合連続で予選通過した

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 3日目(14日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6611yd(パー72)

午前中にスタートした前日2日目、36ホールを終えた時点で吉田優利は週末もプレーできるか分からなかった。初日から「72」、「71」で回って1アンダー。午後組のスコア展開を見守り、「ちょうどご飯(夕食)を食べているときに『(チーム内で)通りましたね』って」とカットライン上での決勝進出を喜んだ。

気持ちを切らすことなく臨んだ3日目は5バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「71」。「朝の練習からショットがちょっと曲がっていて、立ち上がりは良くなかったけど、とりあえずアンダー(パー)で回れてよかった」とスコアを伸ばした一日に及第点をつけた。

パッティングでもしっかり振り切れるように

ドライバーからパターまでヘッドをしっかり振れているかどうかが目下の課題。理想に描くのは通算4勝を挙げた国内ツアー時代のスイング。「日本にいた時は“イケイケ”で、失敗なんて考えていなかった。そういう振り切っていた時の感覚がすごく少なくなっちゃっていた」と、米国で明らかになった悪いクセをなくそうとしている。

15番(パー3)では、手前のグリーンエッジから12yd、右5ydに切られたピンに対してティショットをしっかり振り切ってバーディを奪取した。「ショットも、パットもすごく良くて。あのバーディは良かった」と好感触のショットが増えてきた実感を込めた。

目指すスイング像も明確になっている

通算2アンダー45位の結果は満足の域に達していない。「まだミスは出るし、グリーンに乗っても自分の感覚では良くないのもある。『前進しているだけいい』って自分を鼓舞しながら、あしたも頑張りたい」と次週のメジャー「全米女子プロ選手権」(テキサス州フィールズランチ イースト)を控えた、最後の18ホールに意識を向けた。(ミシガン州ベルモント/石井操)