<柔道:世界選手権>◇14日◇第2日◇ブダペスト◇男子66キロ級男子66キロ級で、五輪2連覇の阿部一二三(27=パーク2…

<柔道:世界選手権>◇14日◇第2日◇ブダペスト◇男子66キロ級

男子66キロ級で、五輪2連覇の阿部一二三(27=パーク24)がまさかの準々決勝敗退を喫した。

オビド・ジェボフ(タジキスタン)に内股透かしで一本負け。右足で内股を狙ったところを返された。

同階級での敗戦は、19年8月の世界選手権東京大会準決勝で、丸山城志郎に技ありを奪われて敗れて以来5年10カ月ぶり。海外勢に敗れたのは、19年2月のグランドスラム(GS)パリ初戦でロンバルド(イタリア)に一本負けを喫して以来6年4カ月ぶり。20年4月にパーク24に所属した阿部にとっては、“社会人初黒星”となった。

今大会は、2連覇を果たした昨夏のパリオリンピック(五輪)以来の国際大会だった。2回戦から登場し、イタリア選手に優勢勝ち。3回戦ではフィンランド選手に袖釣り込み腰で一本勝ちを決めた。17年に初出場初優勝を飾った、思い出のブダペストで快勝を続けていたが、落とし穴が待っていた。敗戦が決まると、両手で頭を抱え、悔しがった。