<日本生命セ・パ交流戦:楽天5-4阪神>◇14日◇楽天モバイル阪神が5試合連続で逆転負けを喫した。2点リードで迎えた7回…

<日本生命セ・パ交流戦:楽天5-4阪神>◇14日◇楽天モバイル

阪神が5試合連続で逆転負けを喫した。

2点リードで迎えた7回に3番手として桐敷拓馬投手(25)をマウンドへ。先頭中島に二塁打を許すと続く代打鈴木に四球を与えた。村林に右前適時打で1失点。続く小深田の投前犠打を悪送球して無死満塁を背負うと浅村に同点左前打を許した。4番手ニック・ネルソン投手(29)にスイッチしたが、代打渡辺佳に勝ち越し犠飛を許した。

打線は2試合連続で指名打者でスタメン起用された豊田寛外野手(28)が0-0の3回2死一、二塁でプロ入り初の先制打を決めた。6回2死二、三塁では中野拓夢内野手(28)が2番手今野から適時内安打を放ち、1点を加点した。先発した大竹耕太郎投手(29)は、得意の遅球をはさみながら5回4安打1失点と粘投。6回からはリリーフ陣にマウンドを譲ったが、中継ぎ陣がリードを守り切れなかった。

チームは負のスパイラルが抜け出せず、今季最多のワーストタイ5連敗。阪神の5試合連続逆転負けは76年8月1日広島戦~6日中日戦にかけての5試合連続以来、49年ぶり。貯金も1桁「9」まで減らすことになった。

▼阪神が10日西武戦から5試合続けて逆転負け。阪神の5試合連続逆転負けは76年8月1日巨人戦~6日中日戦以来、49年ぶり2度目の球団ワースト記録だ。同年は首位に立っていた7月下旬から5戦連続逆転負けを含む9連敗。首位を明け渡した巨人を上回ることができず、最終的に2差の2位に終わった。また、交流戦前の阪神は52試合でリリーフ投手の防御率が1・68だったが、交流戦のリリーフ防御率は3・82へダウン。自慢のリリーフ陣が打たれるケースが増えた結果、交流戦前は2点差以上の逆転負けが3度(2点差2度、3点差1度)しかなかったのに、この5試合で4度も2点リードをひっくり返された。