<RIZIN:ランドマーク11札幌大会>◇14日◇北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ第1試合のキックボクシング3…

<RIZIN:ランドマーク11札幌大会>◇14日◇北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ

第1試合のキックボクシング3分3回(-61キロ)で上野奏貴(18=kickboxing gym SHINYUUKI+)が判定3-0(28-27、29-26、30-25)で山川賢誠(31=Kickboxing Academy Sapporo)に勝利した。

この試合はK-1グループを主戦場とする上野兄弟の弟奏貴と、RISEで戦ってきた山川による団体対抗戦の趣もあり、1回から両者の意地がぶつかり合う好試合となった。

オーソドックスの構えから蹴りとパンチを織り交ぜる上野に対し、山川はサウスポーで対抗。序盤、上野の鋭い左フックが山川の顔面をとらえ最初のダウンを奪うと、直後にも左の追撃で2度目のダウンを奪取。完璧な立ち上がりを見せた上野だったが、ここで山川も粘りを見せ、パンチの連打で反撃。上野を下がらせる場面を作り、1回終盤には盛り返してみせた。

2回も互いに攻勢を緩めることなく展開。上野はハイキックを狙い、一方の山川は左ストレートを中心とした打撃を繰り出して応戦した。ローキックが徐々に山川の足にダメージを与え始め、動きにも影響が見られたが、それでも山川は左右パンチで前に出続け、気迫の攻めを見せた。

最終3回はさらに白熱。山川はパンチだけでなくワンキャッチからの膝蹴りも交えて攻め込んだ。しかし上野はローキックで山川の足を徹底的に痛めつける戦術でダメージを蓄積させていった。山川はなお前進し続け、気持ちの強さを見せたものの、試合は上野のペースのまま終了。上野が判定3-0で“北海道対決”を制した。