大相撲の元幕内で十両の輝(かがやき、31=高田川)が14日、東京・千代田区のホテルニューオータニで、新婦・智恵(ともえ、…

大相撲の元幕内で十両の輝(かがやき、31=高田川)が14日、東京・千代田区のホテルニューオータニで、新婦・智恵(ともえ、29)さんと挙式、披露宴を行い、横綱大の里ら約400人が出席した。

披露宴での引出物には、輪島塗の夫婦箸を選んだ。箸には、新婦の父・折戸智さんが書いた「輝」の文字と、輝のシルエットをデザインした。2人とも石川県出身で、家族が能登半島地震を経験している。能登支援の意味を込めて、地元の「鮓井(すしい)商店」に発注した。輝は「おかげさまで、素晴らしいものができました。ありがたいです」と話している。

創業約100年の鮓井商店は震災の影響で店舗が倒壊。今は仮設の工房で、商品を作っている。受注した鮓井伸和さんは「ありがたいし、うれしい。(能登に)心を寄せてもらえました。自信を持って作らせていただきました」と話した。