「楽天3-2阪神」(13日、楽天モバイルパーク) 楽天が対阪神戦では23年6月8日から5連勝。中でも八回に登板した加治…

 「楽天3-2阪神」(13日、楽天モバイルパーク)

 楽天が対阪神戦では23年6月8日から5連勝。中でも八回に登板した加治屋は古巣相手に三者凡退の好リリーフを見せた。

 1点リードで迎えた八回にマウンドに上がった加治屋は、古巣相手ということもあってブルペンから緊張した状態で準備を進めていた。それでも先頭の坂本が初球にセーフティーの構えを見せたことで、「緊張がほぐれました」と冷静に腕を振った。

 ストライク先行で坂本を三ゴロに抑えると、小幡&豊田を連続三振。「球数はかかりましたけど、何とか三者凡退で味方の攻撃つなぐことができたのでよかったです」と胸をなで下ろした。

 昨季まで4年間阪神に在籍し、リーグ優勝、日本一になった23年はシーズン51試合に登板するなどフル回転した。当時よりも「進化している」という今季は16試合連続無失点中と結果を残しており、移籍後初勝利に、2年ぶりのセーブを挙げるなど、楽天になくてはならない存在となっている。

 この日はユニホームの色を変えて、阪神ファンとの“再会”にもなった。「カーブ抜けちゃった時にちょっとブーイングみたいなやつが聞こえていたので、当てるわけにはいかないなと思いながら。本当冷静でしたね」と笑って振り返った右腕。阪神と残された2試合へ、「この3つ終われば日本シリーズまで対戦はない。いろんなバッターと対戦して感想を聞いて、自分の成長に今後またつなげていきたい」と話した。