<日本生命セ・パ交流戦:西武1-2中日>◇13日◇ベルーナドーム西武は延長10回に勝ち越され、4連勝とはならなかった。延…

<日本生命セ・パ交流戦:西武1-2中日>◇13日◇ベルーナドーム

西武は延長10回に勝ち越され、4連勝とはならなかった。

延長10回、3番手左腕の佐々木健投手(29)が先頭石伊に中堅フェンス直撃の二塁打を浴び、いきなり得点圏に走者を背負った。犠打で走者を進められ、なおも1死三塁から岡林に初球ツーシームを左前に運ばれて勝ち越しを許した。先発高橋光成投手(28)は今季最長8回を1失点で好投も勝敗はつかず。19年以来6年ぶり交流戦白星はまたもお預けとなった。

西口文也監督(52)は7回途中を1点で抑えられた中日先発のドラフト1位ルーキー金丸夢斗投手(23)について「ゆったりしたフォームでキレと伸びのあるまっすぐを投げていた。変化球にしても良いゾーン、低めに投げていた。ボール球を振らされたり、タイミングを外されたりってところで、本当にやられましたっていう感じですね」と脱帽だった。

延長10回に起用した佐々木については「8番からというところで。右、左、左、右、左っていうところでタケルでも十分抑えられることを踏んでの起用ですね」と説明。

中日との3連戦初戦は落としたが、最終回には中日守護神の松山晋也投手(24)から2四球で好機を拡大し、球数19球を投げさせた。指揮官は「良い粘りというかね。相手のクローザーに球数を投げさせたことは良かったかなと思いますけどね。本当に良い球を投げていてね、素晴らしい」と次戦以降の戦いを見据えた。