「楽天3-2阪神」(13日、楽天モバイルパーク) 阪神が楽天に逆転負けを喫し、今季ワーストタイの4連敗。この4試合は先…
「楽天3-2阪神」(13日、楽天モバイルパーク)
阪神が楽天に逆転負けを喫し、今季ワーストタイの4連敗。この4試合は先制しながらリードを守り切れず、4戦連続で逆転負けを喫する苦しい展開になった。エースの村上が6回5安打3失点で2敗目(7勝)。チームとしても対楽天戦は5連敗と苦手にしている。
この日も序盤は阪神ペースだった。三回、1死から近本が快速を飛ばし、遊撃内野安打でチャンスメーク。中野の二ゴロで二塁に進むと、すかさず森下が左前適時打を放った。今季通算47打点。並んでいた佐藤輝を抜き、リーグ打点部門で単独トップに立った。
「先制のチャンスだったので、打つことに集中して打席に入れました。しっかりコンタクトできましたし、得点につながって良かったです」
さらに佐藤輝が四球を選ぶと、続く大山も左前適時打を放ち、この回2点のリードを奪った。一方、上々の立ち上がりを見せていた先発・村上だったが、四回に落とし穴が待っていた。先頭・浅村に四球。1死後、渡辺佳、宗山に連打され、1死満塁から辰己に左犠飛を浴びた。なお二、三塁とピンチは続き、8番・武藤に一塁線を破られ、2点適時三塁打で逆転を許した。
それでも立ち直って五、六回を無失点に抑えるたが、チームは西武3連戦(ベルーナ)で悪夢の3試合連続逆転負けを喫し、この日、仙台に移動。エース・村上でも悪循環を断ち切ることはできず、降板後は「先頭を四球で出してしまってから1点差、同点で踏みとどまることができず、一気に逆転のイニングを作ってしまいました。そこからは切り替えて粘り強く投げることができましたが、みんなが先制点を取ってくれたのに逆転を許し悔しいです」と唇をかんだ。