<国内女子ゴルフツアー:宮里藍サントリー・レディース>◇第2日◇13日◇兵庫・六甲国際GC(6558ヤード、パー72)◇…

<国内女子ゴルフツアー:宮里藍サントリー・レディース>◇第2日◇13日◇兵庫・六甲国際GC(6558ヤード、パー72)◇賞金総額1億5000万円(優勝2700万円)◇晴れ、気温25・3度、南南西の風3・2メートル◇観客3517人

2打差6位から出た小祝さくら(27=ニトリ)が1イーグル、5バーディーの65で回り、通算11アンダーの133で首位浮上。7つもスコアを伸ばし、岡山絵里(29)と2人で首位に並んだ。

昨年6月のアース・モンダミンカップ以来、ツアー通算12勝目へ。この大会で単独30位以内に入れば、生涯獲得賞金は史上13人目の8億円突破となる。現在は約7億9896万円で、残り約104万円だ。

「今日の目標は5アンダーだったので、(3つ伸ばして迎えた)後半は、もうちょっと取れるように頑張ろうと思っていた。その出だしからイーグルが取れた。昨日の課題のロングアイアンもよかった」

本人の言う通り、後半10番パー4でショットインイーグルを記録。上がり17、18番は連続バーディーと最高のフィニッシュ。

特に18番パー4は、ラフからの第3打は薄い当たりとなるミスショット。ピンの手前で止まるはずが、バックスピン量が減っていたことで、予想以上に転がってくれた。

「絶対に15ヤードくらいショートするのかなと思ったら、フライヤーして帳尻があってくれた」

大混戦ながら今季初勝利も見えてきた。「まだ2日ある。この2日間で(首位が)11アンダー。周囲も伸ばし、想像以上にスコアが出ている。たくさんバーディーが取れるように頑張りたい」。初優勝の19年から積み重ねた勝ち星が、さらに増えそうな気配だ。【横田和幸】