<国内女子ゴルフツアー:宮里藍サントリー・レディース>◇第2日◇13日◇兵庫・六甲国際GC(6558ヤード、パー72)◇…

<国内女子ゴルフツアー:宮里藍サントリー・レディース>◇第2日◇13日◇兵庫・六甲国際GC(6558ヤード、パー72)◇賞金総額1億5000万円(優勝2700万円)◇晴れ、気温25・3度、南南西の風3・2メートル◇観客3517人

菅沼菜々(25=あいおいニッセイ同和損保)が、蛇のお告げで優勝戦線に生き残った。

4バーディー、2ボギーの70で回り、通算8アンダーの136。首位から6位に後退したものの、首位とは3打差の好位置。通算4勝目、今季2勝目へ、手応えは十分だ。

「いい位置でゴルフができるのはうれしい。いつも以上に楽しみながら、やりたい」

自ら「今週はショットの調子が以前よりいい」と切り出した発言の裏には、夢で見た蛇のお告げがあったという。

「先週、先々週は(スイングの際の)体の開きが少し早くて、なんだろうなと思っていたら、夢で『左腰が浮いてるから、どっしり構えた方がいいよ』と、めっちゃでかい蛇に言われた。だから初日の朝、練習場でちょっとやってみたら『いいかも』と思い、そしたら、やっぱり(ラウンドでもよかった)」と、66で首位発進した初日を振り返った。

この日は前半を全てパーで我慢し、後半はスコアを2つ伸ばした。ショットの距離が安定し、6番パー3では7メートルのバーディーパットも決めた。蛇のお告げ効果は続いている。

23年にツアー初勝利を含む2勝を挙げた。今季初勝利となった4月のパナソニック・オープンでは、金色の蛇の夢を見ていた。

今回の蛇の色は記憶にないというが、まさに吉兆の蛇に違いない。過去にはゴジラに追いかけられた夢まで見た。夢の話題はどこまでも豊富だ。

前日には、自身が歌って踊る2度目のコンサート(ファンミーティング)を来年に開催するため、その詳細を説明。この日は夢の話題で、取材エリアは盛り上がった。ゴルフに好影響を及ぼす材料を持つ25歳は、強い。【横田和幸】