<国内女子ゴルフツアー:宮里藍サントリー・レディース>◇第2日◇13日◇兵庫・六甲国際GC(6558ヤード、パー72)◇…
<国内女子ゴルフツアー:宮里藍サントリー・レディース>◇第2日◇13日◇兵庫・六甲国際GC(6558ヤード、パー72)◇賞金総額1億5000万円(優勝2700万円)◇晴れ、気温25・3度、南南西の風3・2メートル◇観客3517人
3打差13位から出た河本結(26=RICOH)が6バーディー、ノーボギーの66で回り、通算9アンダーの135で4位に浮上した。
昨年8月のNEC軽井沢72以来、通算3勝目へ、首位とは2打差の好位置だ。
「(1ラウンドの目標は)18バーディーなんで、満点ではないけど、いいゴルフだった。(要因は)ショット、パットに加え、マネジメントかなと思う。ほとんどうまくいった」
この大会名に名前が入り、アンバサダーを務める宮里藍さんがコースのセッティングを担当。「藍さんがピンを切ると、前夜祭で聞いて、絶対に打っちゃいけないところを作ってくると思っていたので、そこだけは打たないように(注意した)」という。
攻めの姿勢と我慢を使い分け、そのマネジメントがうまくいった。
5月の全米女子オープンで36位に入り、帰国後は胃腸炎などで体調を崩し、前夜にようやく、うどんを食べられるまで回復した。
「米国では、めっちゃいいショットを打ったのに、傾斜やばすぎて(ピンに)1ヤード右でもそこからグリーンを出て40ヤードいくとか。とにかくいいショットを打ち続けていかなきゃいけないと分かったのが収穫。99点だと、ダメっていうのに気付いた」
米国から帰国後の初戦がこの大会。今季は富士フイルム・スタジオアリスで2位に入り、3位も2試合あるものの、優勝はない。だが、この大会で2位までに入れば、7月31日開幕の全英女子オープンの出場権まで獲得できる。
20年に米ツアーに本格参戦も、21年途中で日本に復帰。それでも「メジャーには行きたい。優勝して決めたい」。100点満点の先にある目標に向かう。【横田和幸】