元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が、公式YouTube「解体慎書」で、阪神の主砲コンビの森下翔太外野手…

元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が、公式YouTube「解体慎書」で、阪神の主砲コンビの森下翔太外野手(24)、佐藤輝明内野手(26)を絶賛し、今季の好成績の要因を独自の目線で解説した。

12日終了時点で、森下は打率2割8分2厘、11本塁打、リーグトップタイの46打点。佐藤輝は打率2割8分6厘、18本塁打、46打点で本塁打、打点の2冠に君臨する。

宮本氏は「やっぱり。森下、佐藤はいいです。彼らはやっぱり長打ですよ。キャリアも踏んで、今いい時ですよね。もっと良くなりそうな雰囲気もあります」と絶賛。「バランスがいいですよね、打線的には。1、2番は出塁率があって、足もあって。森下、サトテル(佐藤輝)、大山と」と阪神打線を評価した。

好成績の理由について、宮本氏は「キャンプも見て、いいなと。プラス材料は監督が代わったのが、僕は大きいなと思って。これは岡田さんが悪いとかじゃなくて、サトテルにしても、森下にしてもすごく順序が良かったと思うんですよ」と解説した。

「サトテルが入った時は矢野さんが監督で、矢野さんは好きにやりなさいというスタイル。岡田さんが来た時にボール球を振りすぎやろと。もっとストライクを打たんかいとなった時にストレスがたまって、バットが出ない時期もあったでしょうし、もういいやと思ってボール球を振った時期もありますけど、ボール球を振っても打てないんだというのは、絶対にインプットされてると思うんですよ。その中で藤川監督になって、どうぞ、思い切ってやりなさいという環境になった時に、それも踏まえて思い切り振れてる。だから、僕が今年、打つんじゃないかって言ってたのはそこなんですよ。僕はその順序が良かったと思うんですよ、サトテルにとって」

宮本氏は、森下についても同様の理由を挙げた。「森下なんかは岡田さんで入ってるんで、最初は好きなようにやらしてたら、ワンバンとかも振るからあんなところ振ってたら、ヒットになるかいってところで、2年間岡田さんの下でやって、今回そういう大事さもわかって、こうやって打ったらボール球に手を出さへんし、こうやって待ってたらバットが出てこないなって、いろんなことを考えた2年間の中で、今年どうぞってなった時にいいんだと思います」と話した。