スノーボード男子で3月の世界選手権(スイス)ビッグエア銀メダルの長谷川帝勝(たいが、19)が13日、都内で会見しTOKI…

スノーボード男子で3月の世界選手権(スイス)ビッグエア銀メダルの長谷川帝勝(たいが、19)が13日、都内で会見しTOKIOインカラミとの所属契約締結を発表した。

同い年で「友人でライバル」という荻原大翔(19)とともに、冬季五輪3大会連続メダルの平野歩夢や、スピードスケート女子で2大会連続メダルの高木美帆らが所属するTOKIOインカラミの仲間入り。「昔から歩夢君や(村瀬)心椛だったりいろんな選手が所属しているのを知っていて、その一部として入れたことがうれしく思う」と喜びを語った。

愛知県岩倉市出身の長谷川は、4歳で競技を始め、8歳でデビュー。21年ジュニア世界選手権ビッグエアで金メダルを獲得し、23年世界選手権でも同種目で日本人初の優勝を果たした。武器は、世界で唯一成功させた4方向全てでの5回転半。26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)ではビッグエア、スロープスタイル両方での飛躍が期されている。

両種目とも表彰台入りとなれば日本人男子初となるが、見据えるのはさらなる高みだ。「オリンピックはまずビッグエアで金メダル取って、日本人第1号の金メダルになってやろうと。で、また10日後ぐらいにスロープが始まるので、そこでもしっかり金メダル取って、しっかり自分の名前をいろんな人に覚えてもらいたい。ミラノのオリンピックは俺が主役になってやろうと思ってます」と意気込んだ。

そして、さらなる野望を明かした。「正直(スノーボードは)大谷翔平と比べると小さい火。そこを盛り上げるために。俺がオリンピックで勝てば勝手に盛り上がると思う」と誓った。スノボードを、誰もが親しみ深いスポーツへ押し上がる。【勝部晃多】