9回6安打1失点で完投勝利を飾った法大・菅野

法大が2対1で早大に勝利。エースの好投で接戦を制した。

 ここまで勝ち点1同士の争い。前週に東大に歴史的勝ち点を奪われた法大は、今季6試合で2勝2敗、防御率4.45の菅野秀哉(3年・小高工)が先発。対する早大は、今季1勝2敗、防御率3.68の左腕・小島和哉(3年・浦和学院)が先発した。

 2回までは両チームともに無得点。3回裏に法大が、2死から2番・小林満平(3年・中京大中京)、3番・森龍馬(4年・日大三)の連打でチャンスを作り、4番・中山翔太(3年・履正社)がレフトへ先制タイムリーを放って1点リード。早大が7回表に2死2塁から代打・熊田睦(4年・早稲田実)がライト線を破るタイムリーで同点に追い付いたが、8回裏に早大が中山のヒットから2死3塁として、「いつでも来い!と、ずっと準備していた」という代打・毛利元哉(2年・愛工大名電)が「小島の内角ストレートに張っていた。決められて良かった」とライトへ決勝点となる勝ち越しのタイムリーを放った。

先制タイムリーを放った法大の4番・中山

 春季リーグで最優秀防御率のタイトルを獲得しながら、この秋は「自分の投げたいボールが投げられなくて迷っていた」という法大・菅野。だが投手フォームに修正を加えて挑んだこの日は、伸びのあるストレートに変化球を低めに集め、「追い込んでからのチェンジアップが良かった。自分らしいピッチングができた」と本来の安定感を取り戻し、「しんどかった」と苦笑いも9回117球を投げて6安打2四球8奪三振1失点での完投勝利をマーク。復活したエース右腕に引っ張られた法大が、前週で東大に2連敗したショックから立ち直る1点差勝利を挙げた。

早大・小島も8回途中2失点と好投したが…

■早稲田大vs法政大1回戦
早稲田大 000 000 100=1
法政大  001 000 01×=2
【早】●小島、早川-岸本、小藤
【法】〇菅野-中村浩

◎法政大・青木久典監督
「(8回裏の勝ち越しの場面は)毛利で行くと決めていた。よく打ってくれた。ナイスバッティング。(先発の)菅野は非常に調子が良かった。ボールに勢いがありましたし、変化球の精度も切れもあった。(前週に)東大に勝ち点を取られたことは情けないですけど、前を向いてこれからの2節をしっかり取りに行こうと話した。法政の真価が問われていると思います」
◎法政大・菅野秀哉(3年・小高工)
「悪いときは突っ立って投げている感じがあった。そこからビデオなどを見てフォームを見直して、右足で踏ん張って投げるようにしたらボールが低めに集まるようになった。だいぶ良くなったと思います。今日はカーブでカウントを取ることができて、チェンジアップも低めに決まった。粘り強く、自分らしいピッチングができた」