「東都大学野球、青学大6-1国学院大」(23日、神宮球場)  2回戦3試合が行われ、青学大が国学院大に快勝して勝ち点5を獲得し、完全優勝で史上4校目となる5連覇を成し遂げた。今季3完投で6勝を挙げている今秋ドラフト候補の中西聖輝投手(4年…

 「東都大学野球、青学大6-1国学院大」(23日、神宮球場) 

 2回戦3試合が行われ、青学大が国学院大に快勝して勝ち点5を獲得し、完全優勝で史上4校目となる5連覇を成し遂げた。今季3完投で6勝を挙げている今秋ドラフト候補の中西聖輝投手(4年・智弁和歌山)は早くも、史上初となる2年連続の4冠へ視線を向けた。3季ぶり1部復帰の東洋大は中大に連勝し、3位で全日程を終了。亜大は日大を下し1勝1敗とした。青学大は6月9日に開幕する全日本大学選手権に出場する。

 歓喜の余韻もほどほどに、試合後の中西は引き締まった表情だった。リーグ5連覇は通過点。史上初の2年連続4冠へ、最初の権利を得た。

 「先輩たちが続けてくれた記録を僕たちの代でも続けられたのはうれしい。すでに4冠に向けて始動したので、全国の舞台でしっかり戦いたい」

 今季は6勝を挙げ、現時点でリーグトップの防御率1・41を記録。昨年に続き優勝に貢献したが、簡単ではなかった。開幕戦でリーグ戦初黒星を喫するなど2敗。「他のチームにもすごく良いエースがいたので、苦しい戦いになるのは分かっていた」と話したが「一枚岩で苦しい試合を数多く制せたのは青学の強みが出た」と胸を張った。

 この日も先発・バデルナが5回無失点と試合を作り、打線が8安打6得点と一丸で勝利。「全国でも先発完投で今まで通り投げたい」。まずは史上初の全日本選手権3連覇を狙う。