◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 2日目(23日)◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6642yd(パー72)序盤は打ち切れず、カップに届かなかったパット。「練習グリーンより少し重たい感じがした」というコース状況にすぐさまア…

◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 2日目(23日)◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6642yd(パー72)
序盤は打ち切れず、カップに届かなかったパット。「練習グリーンより少し重たい感じがした」というコース状況にすぐさまアジャストできたのも、好調が続く佐久間朱莉の充実ぶりを示している。6バーディ、1ボギーの「67」で通算11アンダーに伸ばし、1カ月前の「KKT杯バンテリンレディス」に続くツアー2勝目へ、初日からの首位をキープした。
「最初の2ホールくらいで修正できた」というパットの感覚は、ホールを進めるごとに手応えを増していった。1.5mを外した後半11番で喫した唯一のボギーも、「思ったところに打てたけど、切れて“あれ”って…」という狙い通りのパット。「タッチが合っていて、長いパットも入ってくれた」と後半12番(パー3)では6m、17番では7mを流し込み、この日のスコアメークを支えとなった。

上位が伸ばし合う状況で、2勝目に向けた4日間の目標は通算20アンダー。そのためにも「二桁(アンダー)にしておきたかった」という予選ラウンドのノルマをまずはクリアしてみせた。当地でのトーナメントレコードは、2023年に山下美夢有がマークした通算18アンダー。同年は、山下が2位の岩井明愛に7打差をつける独走Vを飾り、2年連続女王を戴冠したシーズンを象徴するハイライトのひとつになった。
大会記録を知らなかった佐久間だが、「山下美夢有ちゃんが18(アンダー)だったので、それくらい(優勝スコアが)出るんじゃないかなと予想して臨んでいます」と設定スコアの根拠を説明。その数字は山下の記録をさらに上回るものだが、「目標は高くないと達成できないと思うので」と淡々と言い切った。
4日間大会を初めて首位で折り返す週末の戦いへ、「やっぱり勝ちたいけど、気負い過ぎずに。伸ばし合いになると思うので、明日もしっかり伸ばしていきたい」と意気込む。自らに課した高い目標に向かって、ただひたすらスコアを伸ばしていく。(愛知県豊田市/塚田達也)