「デイリースポーツ賞・F1」(22日、弥彦) 野田源一(46)=福岡・81期・S1=が鈴木玄人(東京)の2角まくりを追走して、ゴール前で差し切り1着。昨年7月久留米F1以来の優勝を達成した。2着はまくった鈴木、3着には外を伸びた西村光太(…

 「デイリースポーツ賞・F1」(22日、弥彦)

 野田源一(46)=福岡・81期・S1=が鈴木玄人(東京)の2角まくりを追走して、ゴール前で差し切り1着。昨年7月久留米F1以来の優勝を達成した。2着はまくった鈴木、3着には外を伸びた西村光太(三重)が入った。

 ベテラン野田が復活の優勝を果たした。決勝は単騎戦。同じく単騎の鈴木が最終2角3番手からまくりに出ると、離れることなく追走。ゴール前できっちり差し切った。

 「鈴木君と位置がバッティングするよりはと思い後ろになった。鈴木君の踏み出しがすごかった。自分は絡まれることなく回って来られたので差し切ることができました」とレースを振り返った。

 昨年は7月の久留米F1で優勝したが、その後のG1・オールスター(平塚)で落車。肋骨骨折、肺挫傷、肋間筋の損傷の大ケガを負った。今年1月に復帰を果たして、レースを重ねることで本来の力を取り戻した。

 「やっと優勝をつかめた。6月は競輪祭の権利を狙いたい。あとはオールスターファン投票の中間発表が51位だった。昨年、落車で終わってしまったオールスターに出られたらうれしいですね」。今回の走りを見る限り、今年後半のビッグレースでゲンさんの一撃が穴をあける場面は大いにありそうだ。