◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 初日(22日)◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6642yd(パー72)◇曇り(観衆2287人)今週の国内ツアーに出場する選手において、鈴木愛、小祝さくら、河本結の3人が来週の海外メジャー…

◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 初日(22日)◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6642yd(パー72)◇曇り(観衆2287人)
今週の国内ツアーに出場する選手において、鈴木愛、小祝さくら、河本結の3人が来週の海外メジャー「全米女子オープン」(ウィスコンシン州エリンヒルズ)に向けて海を渡る。
メジャーを翌週に控える選手は、連戦に臨むことで調子を上げる、あるいは休養に充てて心身を整えるタイプに分かれる。鈴木は2年連続7回目となる全米女子オープンも含め「今まで(メジャーの)前週って、ほぼ出たことがなかった」と話す通り、もっぱら後者だった。
珍しく連戦を決めたのは、メジャー後の国内ツアーのスケジュールにある。「今回は、帰国してから4日間大会が多いので予定的にしんどい」ことがその理由。メジャー前週ではなく、休養を帰国後にまわすスケジュールを組んだわけだ。それだけではない、もうひとつの理由が頼もしい。「ショットの調子が良いし、このコースも得意なので、少しでも良いイメージを残したい」ことも決断を後押しした。

その狙い通り、初日はボギーなしの4バーディ「68」をマークして4アンダー6位で発進。グリーンを外したのは2ホールだったのに対し、課題とするグリーン上は31パットと不安を解消しきれていないが、「たくさん(バーディに)トライできる分、入る確率も多くなるので良いゴルフはできていると思う」と及第点をつけた。
渡米は最終日のプレーを終えた25日(日)夜を予定しており、4日間を戦い抜けば慌しい出国になりそう。「ハードなので体力的に心配」と口にしながらも、好調を自負するショットの状態が気持ちを軽くする。
「こんなに良い状態で、初めて全米女子オープンに臨めるというくらい。前回(67位)よりも上にいけるチャンスはあるのかな、と思っているので楽しみです」。2016年に続く大会2勝目を飾り、弾みをつけて大舞台に乗り込みたい。(愛知県豊田市/塚田達也)